たった５分で体が変わるすごい熱刺激 ６．呼吸をラクにする：肩甲骨の間の熱刺激 腰や脚のさまざまな症状：仙骨の上あたりの熱刺激

 

＊呼吸をラクにする：肩甲骨の間の熱刺激

肩甲骨のあいだと関係が深いのが呼吸です。肺の機能をうながす神経は脊椎から出ていますし、脊椎を守る背骨には肺を囲む肋骨がついています。
もちろん背骨にもたくさんの筋肉が付着しているため、背筋や肋骨、神経に生じた不調は筋肉の動きを悪くしダイレクトに肺の働きに悪影響を及ぼします。

＊腰や脚のさまざまな症状：仙骨の上あたりの熱刺激

骨盤がやや前傾することで腰が自然に反っているような、いわゆるよい姿勢の方は、あまり見かけないと思います。腰が丸まって骨盤後傾になると上下左右に引っ張られるため、筋肉や神経に悪影響が及びがちです。

後頭部や肩甲骨のあいだと同じように、腰にも様々な筋肉が付着しているため、どこかのバランスが少しくずれただけで、様々なところに痛みや不快症状を引き起こします。同じ部位に熱刺激を続けて症状が緩和されないようなら、別の部位を試してみるといいでしょう。一番気持ちよかった部位に続けるのが効果的です。

＊長時間の刺激は、百害あって一利なし

長時間揉まれるマッサージも、体を硬くします。最初は指で押されていたのが、だんだん感じなくなり、通ううちに、ひじやひざでゴリゴリ押されたくなる。しまいには全体重をかけて踏まれないと感じなくなります。

体を押したり揉んだりし続けると柔らかくなると思っている人も多いようですが、断言しましょう。それはあり得ません。

圧をかけ続けると体はそれに対抗して、どんどん硬くなるもの。素手で木を突き続けた空手家の拳が硬くなるように、体の防御反応が働きます。肉の下ごしらえとは違うのです。

一度に受ける刺激が、長すぎたりつよすぎたりすると体を壊します。熱刺激のように緩急や強弱があって初めて、体の機能を取り戻せるのです。

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