阿蘇で公道デビュー [その他]
エル・パティオ乙姫〔阿蘇ハイランド乗馬クラブ〕さんにおじゃまして、公道での乗馬体験です。
ウエスタンスタイルでしたもちろん初めてです、手綱は導きたい方の片手で持ち右左に馬を誘導します。
空いた方の手で鞍の前端のホーンを握ります。
舗装された公道でのお散歩ですが、静かなペンション街の中でほとんど車と出会うことはありません。
お馬さんは大変お利口です、青い葉っぱをおやつに欲するのか、道端に笹の茂みなどがあると、自発的に進路を何気なく変更し、おやつの前までひたひたと歩み寄り、やにわにおやつタイムが始まります。
唖然として眺めておりますと、引率の調教の方が引き離し歩かせるように、操作を指示してくれのですが、何せ初心者馬に完全にバカにされているので、お馬さんはびくともしません。
自分の乗った馬は最長老の雄だそうでで、人を見る目が鍛えられているのだと思います。
２～３度繰り返し、その度に行進が停まります。
いささか辟易と致してまいりまして、お楽しみ中お気の毒ではありますが、お仕事中であることを思い出していただきたく、力いっぱいたずなを引き葉っぱから顔をひっぺがし、お腹を強く蹴り就労状態にお戻りいただきました。
ご老体は少し悲しげな表情で、のそりとアンニュイな行進に戻るのでした。
人と馬との支配関係はこうゆう物かと、貴重な体験をさせて頂きました。
道中は静かな並木道から、眺望の開ける”米塚”の小高い山裾の草原の脇を歩き、のどかな雰囲気を堪能しクラブハウスに戻ってきます。
住まいの近くで乗馬体験に臨むと、柵の中で引き馬となりがちだと思いますが、車とすれ違う公道で、かなりの時間馬と触れ合うことができました。
阿蘇では草原の中をカーボーイ気分で乗馬できるところもあるようです、機会があれば体験してみたいです。
お馬さんとの貴重な時間有難う御座いました。
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