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#2 三河の発酵文化再発見 ミツカンミュージアム [その他]

陸に揚がったクジラか、木造宇宙船のようです。


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予約制の見学で全館コース、所要60分に臨みました。

先ずは江戸時代の酢の製造の様子を再現している、”大地の蔵”からです。

行程を九つに分けて紹介しています。


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初代中野又左衛門は酒粕からの酢造りに成功し、1804年造り酒屋から分家。

江戸の早ずしブームで、高価な米酢を尻目に販売拡大。

発想の転換、変革へのチャレンジ、大胆なマーケッティング、起業家実業家の血脈でしょうか。


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上・粕の熟成

下・右の色の濃いものが3年寝かせた粕、山吹という製品の物でしょうか。


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上・もろみ作り、熟成した粕に水を加え撹拌1週間で”もろみ”に。

下・もろみを圧搾して”酢もと(お酒)”に。


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上・沸かし、酢もとの半分を温め”沸かし汁”に。

下・仕込み、沸かし汁と残りの半分の酢もとを、2階の仕込み桶にここには前回の種酢が半分残っており、その酢酸菌により一月で酢もとがお酢に変わる。


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上・貯蔵、出来上がったお酢の半分を1階の貯蔵桶に移し、2~3ヶ月寝かせまろやかにする。

下・ろ過、砂と藁灰でろ過。


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上・詰め口、樽詰め。

下・荷造り。


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30分程自由見学し、以下解説の方の引率で、時の蔵に移ります。

ずーっと写真を撮っていたので、解説をほとんど聞いていません。

すんごい迫力です、全長20M、船が20トン積み荷が80トンと聞こえました。


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船の甲板に揚がりワイドスクリーンで、初代創業からの歴史を紐解きます、ファンタスティック!


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この後、水のシアターでお酢のプロモーションビデオを見て、光の庭で試飲をして終了です。

受付のホールに南組護王車(みなみぐみ ごおうしゃ)のスケールモデルが有りました。

はんだ山車まつり総数31輌の山車が、勇壮な曳き廻しの後集結、壮観だそうです。


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3年熟成の三ツ判山吹と、それをさらに3年熟成させた千夜を、1本ずつわけて頂きました。千夜はこちらのショップ専売だそうです。

三ツ判山吹いただいてみました、なるほどまろやかです。これまで口にしてきたお酢に含まれている、馴染みの鋭角な刺激がほぼありません。

千夜はお土産として差し上げてしまったのですが、味見の機会が楽しみです。

素晴らしい体験でした有難う御座いました。

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