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読んだ本 炭水化物が人類を滅ぼす 最終解答編 夏井睦/著 [読書]

このジャンルにはまってはや十数か月、沢山類書を読んだのでももういいかと思っていたのですが・・・。
帯に”糖質からの独立宣言”とあります、人類は糖質の奴隷なのでしょうか?
サブタイトルは”植物VSヒトの全人類史”であります。
大上段、テーマが大きすぎます、新書の器に収まりきるのでしょうか!?
と、光文社の策に嵌まりまんまとレジへ直行です。


この著者皮膚科の医者で、「創傷の湿潤治療の創始者」とあります、「消毒とガーゼの治療撲滅」と本業の方でも戦闘状態です。
さらに帯に「2割の冒険家遺伝子がいま、開始するー」と有ります、煽りまくりであります。


DRD-7Rというドーパミン受容体の形成にかかわる、「冒険家:アホ」を生成する変異型遺伝子が、行動抑制のリミッターが外れた人間を作るのだそうです。
そしてでんぷんの加熱という加工技術に加え農耕で大量の穀物を得た人類は、高血糖というドーパミンドバドバの状態となり、報酬系はウハウハで糖質中毒(:植物の奴隷状態)となるというストーリーです。
さらに、行動抑制のリミッターが外れた約2割の人が、ドーパミンドバドバの環境で「冒険家:アホ」全開となり、人類の文明を切り開く事になるとあります。
勝手な想像ですが著者のテーゼの核となる部分も、糖質によって起動爆走するということでしょうか?


1万年間まんまと植物の策に嵌まり続け、奴隷状態を嬉々として続ける人間のおかげで、穀物種は大いなる繁栄を謳歌し、人は依存状態にご満悦で、高血糖を病因とする疾病で廃人に近づくということのようです。
アヘン戦争の様な植民地状態からの独立宣言。
更に守旧派主流派保守本流の糖尿病学会(行政も)が掲げる、炭水化物を50~60%という病因の推奨(:病院の繁栄)なんざくそくらえ、という檄文の1冊でした。


起ちあがれセイゲニスト、医療費介護費の超新星爆発の抑制というメッセージに受け取りました(本書のエンディングはもっと格調高いです、想像するとゲロでそうですが)。




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炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】 夏井睦 光文社新書

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