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ゴッホ 最期の手紙 [その他]


油絵のアニメーションという、超絶した表現形態の本作品。

映画評で知り、オフィシャルサイトを覗いて観るべしとなりました。
愛知県では、イオン茶屋1か所で掛かっているだけでした。
正月に行ってきました、1日一回だけしかもお昼前からの微妙な時間の上映。
観客数は1桁でした。
まあ、堅気の方は行楽地に飛んで、この時期郊外のイオンでうろうろしている人は・・・
年末年始の興行末期にはまだ早いと思うので、ちょっと寂しかったです。
ゴッホタッチの油絵が大画面で動き押し寄せてくる迫力、ちょっと無い体験だと思います。
お話はゴッホは自殺では無く他殺だったという説を、ミステリータッチで描いています。
ゴッホは親に邪険に扱われたり、職を転々としたり、何かアスペルガーか自閉症的な性格のほのめかしでしょうか。
耳を自分で切り落とした画家の死を追うストーリーですから、陰気臭い話かと思いきや。
主要な登場人物の殆どが、ゴッホを愛し敬意を持ってこの画家に接しています、ほんのり暖かいです。
悪役の設定で出てくる人物も、最後には好い人だったんだ、で結末を迎えます、ホッとします。
とんがった芸術家が生存中は評価を得られない、食えなくても表現者としての活動に無我夢中で没頭する。
描き続けることに、新たな表現の様式を試し形にする事で自らのレゾンデートルを確かめる。
そんな中売れない画家を支え続けてくれた弟テオに迫る病魔を知り、自ら死を意識した時期の他殺?
ゴッホ自身もそれを望み誰も恨むことなく死んでいった、と訴えているように思いました。
油絵の動画銀幕大画面初めてです、期待以上の迫力でした。
イヤー観て良かった、映画って本当にいいですね!

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