豊橋探訪 その3 表浜海岸 ささ百合の里 [その他]
ささ百合は花の時期が終わり笹の葉サーラサラ浜風に揺られていました、ピーターラビットが出迎えてくれました。
ささ百合の群生をめぐる遊歩道で海岸の見渡せる展望台に出ました。安政元年の地震M8.4の「鎮めの石碑」がありました、解説のプレートには「伊古部村の大羽根山が800メートル沖に押し出され1つの島になった。」「言い伝えでは推定29メートルの高台まで海水が上がった。」と記されています。地殻変動のパワー恐るべし。
海食崖と砂浜が美しい表浜海岸です。
天竜川からの砂の供給が佐久間ダムの影響でなくなり、砂浜の後退が進んでいるようです。
天竜川からの砂礫が浅い海底に堆積したものが隆起して、渥美半島ができたそうです。柔らかい地層で波に削られ台風で流され地震で崩落し、昔から海岸線が後退し続けけているようです。
アカウミガメの産卵地となっているようですが、砂の流出や護岸のブロックが障害となり、産卵に困難が伴うこともあるようです。
海流木の白と黒のコントラストが印象的でした。
当日は風が強く波の飛沫が霧のように舞い上がり、50キロ続くという浜の見通しがききませんでした。
久しぶりに浜へ出て海を眺めました、気持ちの良いところです。人間を拒むような自然との境界線、拒絶と許容の狭間の緊張感と安堵感、波打ち際の落ち着かない居心地の良さが好きです。
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